吉備津神社についてよく寄せられるご質問についてお答えします

吉備津神社について

当社は本来吉備の国の総鎮守であったが、吉備国の三国(備前・備中・備後)への分割により備中国の一宮となった。また分霊が備前国・備後国の一宮(備前:吉備津彦神社、備後:吉備津神社)となったとされる。この事から「吉備総鎮守」「三備一宮」と云われます。

当社がいつごろ誰によって造営されたのかについては、文献もなく確かなことはわかりませんが、一説に仁徳天皇が吉備海部直の娘である黒媛を慕ってこの地に行幸したときに、吉備津彦の功績を聞き称えるために社殿を創建してお祀りしたのが起源とも伝わっております。

当社と吉備津彦神社は、社名もよく似ている上に、非常に近いところにありますので、よく間違われます。また福山市新市には当社と同名の吉備津神社があります。どちらの神社もご祭神はキビツヒコノミコトをお祀りしています。
昔々、吉備国が、三国に分かれたときに、当社のご祭神キビツヒコノミコトの神霊を分けてお祀りすることになりました。備前の一宮としたのが吉備津彦神社であり、備後の一宮としたのが、福山市新市の吉備津神社。当社は備中の一宮でもあり吉備国の総氏神として崇敬されています。

当社の本殿及び拝殿は一体の造りになっています。現在のご本殿は約600年前に再建されたものです。
観応2年の火災で焼失した歴史があります。その後足利三代将軍義満の命を受けて、1425年に完成されました。それ以降檜皮葺の大屋根は約50年ごとに葺替えられてきましたが、解体修理もなく現在に至っています。

当社の駐車場の傍に銅像があります。ご存知5.15事件(S7年)で亡くなられた第29代内閣総理大臣の犬養毅公の銅像です。
生家は当社の近くにあり、その祖先は当社のご祭神の温羅退治に貢献した犬飼健命と云われます。桃太郎にでてくる犬にあたる家系です。当社への崇敬の念も篤く、当社の社号標も犬養毅の揮毫です。
所縁ある当社を見守るように昭和9年に銅像が建てられました。

約600年と云われています。毎年11月初めには黄葉します。ちなみに銀杏の実はなりません。

当社の神紋は五七桐紋ですが、秀吉との関係はありません。秀吉はさまざまな桐紋をつかっておわれます。織田家臣時代は五三桐紋、豊臣姓の時は五七桐紋を、またさらにアレンジを加えた太閤桐を使われています。

全国でも屈指の多きと様式の国宝ご本殿は然ることながら、南随神門の脇から撮る廻廊もお勧めです。桜の時期には、桜と長い廻廊の瓦屋根がお勧めです。
ご社殿内部はお断りしておりますが、境内はご自由に撮影をお楽しみください。

希望の方は、祈祷受付所にお申し出ください。ご案内説明いたします。

参拝について

開門5時 閉門18時です。その間は自由に参拝ができます。
御祈祷・御朱印の受付時間は、9時ごろから15時ごろまでですのでご協力をお願いします。
ご祈祷の予約は必要ありません。毎日9時から30分毎に奉仕しています。祈祷料は一祈願に付き3,000円以上のお納めをお願いします。一回の祈祷時間は約20分程度です。

参道(松並木)突き当りの休憩所にコインロッカーを設置していますのでご利用ください。
車いすをご利用の方もご本殿までの参拝は可能です。自動車清祓所の上段に車いすご利用者用の駐車場がございますのでご利用ください。

神社に参拝の際に鈴を鳴らしてお参りする風景をよく見かけます。鈴の音には魔除けの力があり、参拝者を祓清め、神さまとの繋がりを感じる役割があります。
当社の拝殿には鈴がありませんが、鈴を鳴らしての参拝が定着したのは戦後になってからだそうです。神社の参拝は昇殿して神職に祝詞を奏上してもらい、神楽を奉納するものです。云わば鈴を鳴らしてのお参りは簡略化したものと云えるかと。鈴があってもなくても感謝の意を忘れる事なく真心を捧げることが大切なことです。

当社にはたくさんのおみくじがありますが、一般的なおみくじは“いにしへみくじ”です。ご自身で興味のあるおみくじをお引きください。

神事について

七十五膳据神事は、当社の大祭における献饌行事です。云わば、神さまにお米やお酒、魚や野菜などをお供えする行事です。大祭は、春季大祭と秋季大祭の二回行われます。春季大祭は5月の第二日曜日。秋季大祭は10月の第二日曜日に、午前11時から執り行われています。

毎年正月三日に行われる特殊神事のひとつです。四方に白羽の矢を放ち、吉備国の安泰、五穀豊穣、災い除けを祈願するものです。
一時期中絶されていたが、昭和35年岡山県弓道連盟のご奉仕により復活され、現在も初詣の参拝者の見守る中斎行されています。
9時ごろより参進し、ご本殿にてお祭りを奉仕したあと、矢置岩の前に移動し矢を放つ。

境内について

本殿から廻廊を通り、その中程枝分かれした廻廊の突き当りにあります。今から400年前の再建で国の重要文化財に指定されています。
ご祭神が退治した鬼(温羅)の首が埋めているという伝承があり、ここで行う鳴釜神事は古来より全国に知られています。

廻廊中程の山側にあります。岩山宮参道の石段の両脇に、約1500株ほどの数種類の紫陽花が植えてあります。6月中旬ごろからひと月ほどが見ごろです。
また廻廊端にはボタン園があり、4月下旬から5月初めまでが見ごろです。境内には、さつき・つつじ・桜・梅などがあり、四季折々に安らぎ与えてくれます。

「一品聖霊吉備津宮、新宮、本宮、内宮、隼人崎、北や南の神客人、丑寅みさきは恐ろしや」と梁塵秘抄にも読まれている艮御崎には、温羅をお祀りしておりご本殿内部の外陣北東角にございます。
本殿守護の神として、本殿外陣の四隅には艮御崎をはじめ乾御崎、巽御崎、坤御崎があり、中陣東西の二隅には、東笏御崎と西笏御崎があり、併せて六所御崎といわれています。
本殿内部ですので、一般の方の昇殿は叶いませんが、アプリ動画よりご覧いただけます。

車の清祓(交通安全のご祈祷)をされる方は、お車を清祓所に駐車してください。車の清祓所は、北随神門横にございます。
当社正面の手水舎(手を清めるところ)の左側から通じる車道がございます。因みにご祈祷申込の際には、ナンバープレート「岡山 111 あ 1425」が必要となりますのでお忘れなく。

拝殿正面右手、廻廊の入口前に納札所はあります。感謝の気持ちを捧げて納めてください。随時焼納させていただきます。

社務所裏、自動車清祓所近く、お釜殿の奥、駐車場に二か所、計5か所あります。